マイクロSDカードの失敗しない選び方。容量、速度、規格、互換性を解説!【おすすめ3選】

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今回は、マイクロSDカードの選び方について、徹底的に解説していきます。

マイクロSDカードには、さまざまな種類や容量、速度などの特徴がありますが、どれを選べばいいのでしょうか?

それでは、一緒に見ていきましょう!

この記事を読んでわかること
  • マイクロSDカードの性能、規格、用途別の選び方について徹底解説
  • マイクロSDカードのメリットとデメリットについて知ることができる
  • おすすめのマイクロSDカードをさくっとご紹介!

マイクロSDカードとは?

マイクロSDカードとは、小型のフラッシュメモリカードで、デジタルカメラやスマートフォンなどの携帯機器にデータを保存するために使用されます。

スマートフォンやタブレット、デジタルカメラなどのデバイスに挿入して、データを保存することができる小型のメモリーカードのことをいいます。

マイクロSDカードを使用するには、対応するスロットを持つ機器か、専用のアダプターを使って通常のSDカードスロットに差し込む必要があります

マイクロSDカードは、通常のSDカードの約4分の1の大きさで、最大2TBまでの容量を持つことができます。

マイクロSDカードの容量規格について

マイクロSDカードには、速度や性能に応じて、SDHC、SDXC、SDUCなどの規格があります。

マイクロSDカードの規格
  • SD:最も基本的な規格で、最大容量は2GB
    • 読み取り速度は最大25MB/s
  • SDHC高容量の規格で、最大容量は32GB
    • 読み取り速度は最大25MB/sです
  • SDXC超高容量の規格で、最大容量は2TB
    • 読み取り速度は最大104MB/s
  • SDUC超ド級高容量の規格で、最大容量は128TB
    • 読み取り速度は最大985MB/s

これらの規格は互換性がありますが、デバイスによって対応する規格が異なります。

例えば、SDHC対応のデバイスにはSDカードも使えますが、SDXCカードは使えません。逆に、SDXC対応のデバイスにはSDHCカードも使えます。

したがって、マイクロSDカードを選ぶときは、まず自分のデバイスがどの規格に対応しているかを確認しましょう!

マイクロSDカードの容量の選び方

次に、マイクロSDカードの容量についてです。

ここでいう容量とは、マイクロSDカードに保存できるデータの量を表す指標です。

容量が大きければ大きいほど、多くのデータを保存できますが、容量の大きさに応じて価格も高くなったりすることがあります

また、必要以上に大きな容量のマイクロSDカードを使うと、データの読み書き速度が低下する可能性もあります。

そこで、マイクロSDカードの容量を選ぶときは、どんな用途で使いたいのかを確認しましょう!

用途により容量を選ぶ
  • 写真や動画を撮影する場合高画質や長時間の撮影をする場合は、容量が大きいマイクロSDカードがおすすめです。一般的には16GB以上のものを選ぶと良いでしょう。
  • 音楽やアプリを保存する場合:音楽やアプリはそれほど多くの容量を必要としません。しかし、多くの曲やアプリを保存したい場合は、容量が大きいマイクロSDカードがおすすめです。一般的には8GB以上のものを選ぶと良いでしょう。
  • バックアップや転送用途バックアップや転送用途では、一時的にデータを保存するだけなので、容量はそれほど重要ではありません。しかし、複数のデバイスで使う場合は、互換性のある規格やサイズのものを選ぶと便利です。

以上のように、マイクロSDカードの容量は用途に応じて選ぶのがおすすめです。

マイクロSDカードの高速転送技術の規格について

マイクロSDカードの速度の規格というものも存在し、主に以下の3つに分けられます。UHS(Ultra High Speed)という高速転送技術が採用されているものもあります。

速度規格
  • スピードクラス(Class)一般的な写真や動画の保存に適しています
    • Class 2は最低2MB/s
    • Class 4は最低4MB/s
    • Class 6は最低6MB/s
    • Class 10は最低10MB/s
  • UHSスピードクラス(UHS Class)高画質や高解像度の動画撮影や再生に適しています
    • UHS-I:最大104MB/s
      • U1は最低10MB/s
      • U3は最低30MB/s
    • UHS-II:最大312MB/s (UHS-Iの後継だが、2023年現時点ではあまり店舗で見かけない。一般的な用途ではUHS-Iでも十分)
  • ビデオスピードクラス(Video Speed Class):4Kや8Kなどの超高画質や高フレームレートの動画撮影や再生に適しています。
    • V6は最低6MB/s
    • V10は最低10MB/s
    • V30は最低30MB/s
    • V60は最低60MB/s
    • V90は最低90MB/s
  • アプリケーションパフォーマンスクラス(Application Performance Class):カードがアプリケーションの実行に適しているかどうかを示す規格
    • A1ランダム読み込み速度が1500IOPS(入出力操作/秒)、ランダム書き込み速度が500IOPS連続読み込み速度が10MB/s以上
    • A2は、ランダム書き込み速度が4000IOPSランダム書き込み速度が2000IOPS連続書き込み速度が10MB/s以上

ただし、上記はあくまでも規格であり、使用機器や使用環境(特に熱)によってはこの通りに動作しない場合があります。

マイクロSDカードの速度の規格を選ぶ際には、以下の点に注意しましょう。

マイクロSDカードの速度の規格を選ぶときの注意点
  • デバイスが対応するインターフェースと規格を確認する
  • 用途に応じて必要な書き込み速度を見積もる
  • 規格が高いほど価格も高くなることを考慮する

マイクロSDカードの速度について

マイクロSDカードの速度についてです。

ここでいう速度とは、マイクロSDカードにデータを読み書きする速さを表す指標となります。

速度が速ければ速いほど、データの読み込みや書き込みがスムーズに行えます。しかし、速度が速いということは、価格も高くなることがあります

また、速度が速いマイクロSDカードを使っても、デバイスの性能によっては速度が制限される可能性もあります。

そこで、マイクロSDカードの速度を選ぶときは、自分がどんな性能のデバイスを使っているかを事前に確認しましょう!

用途により速度を選ぶ
  • 4K動画や高速連写をする場合:4K動画や高速連写は大量のデータを高速に読み書きする必要がある場合は、速度が速いマイクロSDカードがおすすめ。一般的にはUHS-I規格のU3クラス以上のものを選ぶと良いでしょう。
  • ゲームやアプリを起動する場合:ゲームやアプリを起動する際には、データの読み込みが重要です。そのため、その用途で使う場合は、読み込み速度が速いマイクロSDカードがおすすめ。一般的にはA1クラス以上のものを選ぶと良いでしょう。
  • バックアップや転送用途:バックアップや転送用途では、データの書き込みが重要です。そのため、書き込み速度が速いマイクロSDカードがおすすめ。一般的にはClass10クラス以上のものを選ぶと良いでしょう。

マイクロSDカードのメリットとデメリット

マイクロSDカードは、小型のフラッシュメモリカードで、スマートフォンやデジタルカメラなどのデバイスにデータを保存するために主に使用されますが、マイクロSDカードには、ほかの記憶媒体と比べて、以下のようなメリットとデメリットがあります。

メリット
  • コンパクトで軽量であるため、持ち運びや取り付けが容易である。
  • 容量が大きく、高速な読み書きが可能であるため、高画質や高音質のデータを扱うことができる。
  • 耐衝撃性や耐熱性が高く、データの破損や消失のリスクが低い。
  • 互換性が高く、様々なデバイスやアダプターに対応している。
デメリット
  • 小さすぎるため、紛失や盗難の危険性が高い。
  • 偽造品や低品質品が多く出回っており、性能や安全性に問題がある場合がある。
  • フォーマットや暗号化の方法によっては、データの移行や復元が困難になる場合がある。
  • 長期間使用すると、劣化や故障の可能性が高まる。

選ぶ際に注意するべき点として、上記にもある通り、どこのメーカーなのかがわからないような低品質品を選ばないように気を付ける必要があります。

筆者も経験済みですが、マイクロSDカードはメーカーによって性能や品質に大きく差が出やすく、低品質品を選ぶと「10回抜き差ししただけで、認識しなくなった」や「容量が0KB」といったトラブルに遭遇する可能性があります。

また、読み書きのスピードが遅いものだと使いたい機能が使えない場合があります。(スマホのアプリをSDに移動するときなど)

大切な写真や動画を保存することを考えると、貴重データが紛失しないように、正しいものを選ぶ必要があります。データは紛失すると厄介です。

おすすめマイクロSDカード3選!

以下は有名なメーカーが製造しているマイクロSDカードです。おすすめをご紹介します。

サンディスク エクストリーム マイクロSDXC UHS-Iカード 128GB A2 V30 U3 C10 SDSQXA1-128G

おすすめポイント

高性能なマイクロSDカードで、4K動画や高速連写に最適です。耐衝撃や耐水などの耐久性も高く、信頼性も抜群です。

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規格の解説

UHS-I U3:高画質や高解像度の動画撮影や再生に適している規格表記があります。読み書き速度は最低30MB/sの規格です。

A2:カードがアプリケーションの実行に適しているかどうかを示す規格がこのカードに表記が示されています。A2はランダム書き込み速度が4000IOPSランダム書き込み速度が2000IOPS連続書き込み速度が10MB/s以上の規格です。

V30: ビデオスピードクラスの規格表記があり、30MB/s以上の転送速度であることを示しています。

※ただし、上記はあくまでも規格であり、使用機器や使用環境(特に熱)によってはこの通りに動作しない場合があります。

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規格の解説

UHS-I U3:高画質や高解像度の動画撮影や再生に適している規格表記があります。読み書き速度は最低30MB/sの規格です。

A2:カードがアプリケーションの実行に適しているかどうかを示す規格がこのカードに表記が示されています。A2はランダム書き込み速度が4000IOPSランダム書き込み速度が2000IOPS連続書き込み速度が10MB/s以上の規格です。

V30: ビデオスピードクラスの規格表記があり、30MB/s以上の転送速度であることを示しています。

※ただし、上記はあくまでも規格であり、使用機器や使用環境(特に熱)によってはこの通りに動作しない場合があります。

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キオクシア (旧東芝メモリ) microSDXCカード 128GB UHS-I

おすすめポイント

高性能・高品質なマイクロSDカードで、動画や写真を保存するのに最適な選択肢です。TOSHIBAからKIOXIAブランドに受け継がれ、国内にある工場で製造されています。優れた防水性や耐久性を示し、安心して使うことができます。日本の国産メモリです。

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規格の解説

UHS-I U1: 高画質や高解像度の動画撮影や再生に適している規格の表記があります。読み書き速度は最低10MB/sの規格です。

※ただし、上記はあくまでも規格であり、使用機器や使用環境(特に熱)によってはこの通りに動作しない場合があります。

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規格の解説

UHS-I U1: 高画質や高解像度の動画撮影や再生に適している規格の表記があります。読み書き速度は最低10MB/sの規格です。

※ただし、上記はあくまでも規格であり、使用機器や使用環境(特に熱)によってはこの通りに動作しない場合があります。

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サムスン EVO Plus マイクロSDXC UHS-Iカード 64GB A1 C10 MB-MC64GA/ECO

おすすめポイント

コスパの高いマイクロSDカードで、ゲームやアプリに最適です。最大転送速度が130MB/sとあり、起動時間や応答時間を短縮できます。

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規格の解説

UHS-I U1: 高画質や高解像度の動画撮影や再生に適している規格の表記があります。読み書き速度は最低10MB/sの規格です。

A1:カードがアプリケーションの実行に適しているかどうかを示す規格がこのカードに表記が示されています。A1ランダム読み込み速度が1500IOPS(入出力操作/秒)、ランダム書き込み速度が500IOPS連続読み込み速度が10MB/s以上を表します。

V10: ビデオスピードクラスの規格であり、転送速度が10MB/s以上であるという表記があります。

※ただし、上記はあくまでも規格であり、使用機器や使用環境(特に熱)によってはこの通りに動作しない場合があります。

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規格の解説

・UHS-I U3:UHS-I(Ultra High Speed Class 1)は、カードの最大転送速度を定義する規格であり、U3はUHS-Iカードの速度クラスの一つであり、最大読み取り速度が30MB/s以上、最大書き込み速度が30MB/s以上であることを意味します。これは、一般的なU1クラス(最大読み取り/書き込み速度が10MB/s以上)よりも高速なデータ転送を提供するカードです。

・A2:A2クラスのmicroSDカードは、ランダムアクセス性能が高く、アプリケーションのロードや起動が迅速に行えるため、スマートフォンなどのデバイスのパフォーマンス向上に役立ちます

・V30最低連続書き込み速度が30MB/s(メガバイト/秒)を意味する規格表記があります。(未対応の機器ではこの速度ではない場合があります)

※ただし、上記はあくまでも規格であり、使用機器や使用環境(特に熱)によってはこの通りに動作しない場合があります。

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まとめ

以上、マイクロSDカードの解説でした!

マイクロSDカードを購入する際には、この記事が参考になりますと幸いです。

SSDとHDDの比較記事もご興味があればぜひご覧ください!

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