今回は、大切なデータをたくさん保存するのに、有力な候補として挙げられる、SSDとHDDを保存容量、耐久性、寿命といった観点から比較していきます。
このようなお悩みにお答えします。
たくさんの動画や写真を保存するのに最適なものは何かを知りたい!
一番耐久性が高く、長持ちしやすいものはどれかを知りたい!
SSD vs HDD
機能 | SSD | HDD |
---|---|---|
容量 | やや小さめ | 大きい |
容量に対する価格 | 高め | 安い |
消費電力 | 少ない | 多い |
物理耐久性 | 強い | 弱め |
読み書き耐久性 | 強め | 普通 |
読み書きスピード | かなり速い | 普通 |
情報保持期間 | 普通 | 長い |
寿命 | 5年以上 | 3年以上 |
筆者の個人的おすすめ | ○ | △ |
SSD
まずは、SSDについて考察していきます。
そもそもSSDとは何か?
SSDは「ソリッドステートドライブ(Solid State Drive)」と呼ばれる、情報を記録する媒体の一つです。半導体の基板の内部で保存される特徴があります。
基板の内部に記録される形式というのが、さまざまなメリットをもたらしています。
SSDのメリットとデメリット
まずは、衝撃に強いです。内部の基板やコネクタが壊れない限り、情報が壊れる心配はありません。
また、データの読み書きが高速です。バックアップをこまめに行う方や、大容量のファイルを早く読み込んだり、書き込みたい方にとっては、かなりおすすめできます。
さらに言うと、消費電力が低いこともいいポイントです。
電力供給不足で困ることはないでしょう。
基盤だけしかないことから、重さもHDDと比べるとダントツで軽いのも、かなり優れた特徴です。
一方で、デメリットも存在しますが、個人的にあまり心配しなくても大丈夫だと思います。
容量はHDDと比べるとなると小さめです。256GB~1TBが主流です。1TB = 1000GBです。とはいえ、1TBもあれば十分でしょう。かなり高画質な写真1枚を10MBだと仮定して、1TBもあれば、単純計算で20万枚は保存できるということになります。
また、長期間情報を頻繁に読み書きすることで、ドライブの書き込み回数上限に達することがあります。内部の劣化により、次第に容量が小さくなっていくとされています。しかし、これは一般の使用頻度であれば5年以上は持つとされています。
また、半導体内部の電子による記憶であることから、長期間放置するとデータが蒸発する可能性があります。しかし、最近のものでは、ほとんど心配する必要はないというデータもあります。
空き容量に余裕がないと、SSDの特性により上書きができないことから、さらに読み書き回数が増えるとされています。しかし、これも容量の大きなSSDを選ぶことで、対策できます。
HDD
次にHDDの特徴について、考察していきます。
HDDとは何か?
HDDとは「ハードディスクドライブ(Hard Disc Drive)」と呼ばれる、磁気ディスクに情報を記憶する媒体です。
磁気ヘッドが、モータで回るプラッターという円盤に磁気でデータを書き込むことで、記録していくタイプになります。
HDDのメリットとデメリット
一番は容量に対し、費用が安いことが挙げられます。
1TB~2TBが主流となっています。
大容量のデータを保存するのを得意とします。磁気で記録することから、電子が抜けてデータが蒸発する、ということはありません。
写真や動画の保存で最適だと言われています。
円盤を回しているので、データのアクセスがSSDと比べるとかなり遅いです。
これは、写真や動画を保存する分には問題ではないレベルです。しかし、音楽作成、動画作成、ゲームプログラミング作業をここで行うとなってくると、極端に大幅に遅くなります。小さな細かいファイルが大量にあるようなプロジェクトファイルの読み書きが特に遅いです。
また、磁気ヘッドと円盤の間にはわずかな隙間しかないので、衝撃には弱いです。
消費電力はモータが入っているため多いです。USBケーブルの種類や、接続しているUSB機器の数によって、電力不足に陥ることは多く遭遇するかもしれません。
SSDと同様に、頻繁に読み書きしている状態が長時間続くと劣化していきます。
HDDの健康寿命は3年程度とされています。ただし、普通の使い方であれば、もう少し長持ちするでしょう。
あと、SSDと比べて重いというのもあります。SSDは空箱を持ってるような感じですが、HDDはしっかり金属のものが入ってるといった感じです。
結論: おすすめはSSD!
私、個人的な見解で述べさせていただくと、SSDがおすすめです!
最近では、SSDのデメリットがかなり解消され、大容量化&低価格化が進んでいます。
また、衝撃に強いというのが重要で、データ損失リスクがHDDより低いです。
軽いので、かばんに入れて持ち運ぶときも、揺れや衝撃を気にする必要もありません。
さらには読み書きが速いというのもポイントで、どんな用途にも向いていると思います。
HDDの上位互換の役割をSSDは果たしているのでは思います。
おすすめのSSDをご紹介!
バッファロー BUFFALO SSD-PUT1.0U3-BKC(ブラック) USB 3.2(Gen 1)対応 ケーブルレス ポータブルSSD 1TB SSDPUT1.0U3BK
個人的に一番おすすめしたいSSDです!Baffalo社製です。個人的に思っていることですが、Baffalo社製のストレージはコスパがよく、品質が安定しているように感じます。
私も使っているのですが、スティック型のSSDであるため、軽くて持ち運びに最適です。
また、ケーブルがなくても、直接パソコンのUSB端子に挿すことができるので、かなり利便性が高いです。
見た目から、容量が小さいように見えるかもしれませんが、なんと1TBのものもあります。
大きなハードディスクが、この小さなスティックサイズで持ち運べるみたいなものなので、SSD選びで悩んでいる方は是非チェックしてみてください!
このスティックSSDは250GB、500GB、1TBの種類があります。250GBだと3800円程と安くなります。(←※最近はインフレがすごいので、価格は要確認)
用途や予算に見合ったものを探してみてください!
↓500GBはこちら!
↓250GBはこちら!
HDDでのおすすめをご紹介!
BUFFALO ミニステーション USB3.1(Gen1)/USB3.0用ポータブルHDD 1TB HD-PCG1.0U3-BBA HDD:1TB
「やっぱSSDだと高額だから、もう少しお手頃で大容量なものがいい!」という方はこちらがおすすめです!
こちらも同じくBaffalo社製で、1TBのHDDです。値段がSSDよりもリーズナブルで、データ保存量に対する価格のコスパは良いものとなっています。写真や動画の保存がメインの方は、価格、レビューを含め、是非チェックしてみてください!
まとめ
以上、SSDとHDDそれぞれの特徴とその比較についてご紹介しました。
昨今のオンラインドライブも有料化が進み、より手元の記録媒体で保存する需要は高まっています。
この記事が少しでもお役に立てられれば幸いです。
Fireタブレットについて、詳しく知りたい方は、こちらにて解説しています!
以上となります!