タブレットを買いたいけど、iPadは6万円もする、、。
コスパ重視で、でも性能もそこそこほしい。必要な機能さえちゃんとしていればよい。
動画やゲームを快適に楽しみたい。
そんなあなたにおすすめのタブレットがあります。
それは、AmazonのFire HD 8 Plusです。
本記事では、筆者が実際にFire HD 8 Plusを使い込んでみて感じた、5つのメリットデメリットをご紹介します。
このタブレットはーAmazonの高性能なプロセッサーや大容量のバッテリー、ワイヤレス充電などの機能が搭載されています。
- コスパ最強(¥15,980円から)(2023/11/26時点)
- 8インチの画面サイズは、持ち運びにも便利で、動画やゲームを楽しむにもちょうどいい。
- スマホより大きな画面で動画やゲームを楽しめる
- Fire HD 8 Plus専用の充電スタンドが使える
Fire HD 8 Plusについて

Fire HD 8 Plusは、Amazonが販売する8インチのエントリーモデルタブレットです。2022年3月に発売され、価格は15,980円(税込)です。(※2023/11/26時点)
通常のAndroidタブレットとは違い、FireタブレットはAmazonのサービスを使うようにした、AndroidベースのFire OSが使われています。
Amazonユーザ向けのタブレットであり、動画視聴やゲームなどあらゆる用途で使用することができます。
Google Playは使えず、代わりにAmazon AppStoreというアプリストアからインストールする形をとっています。
Google Playしか使えないアプリが使えなくても、ブラウザから利用できるサービスであれば問題ないです。(Youtube、Duolingoなど)
!) ただしLINE、カカオトークは使えないので注意してください。
一応、自己責任でGoogle Playをサイドインストールすることで、多くのアプリが使う方法があります。しかし、念のためOSのアプデにより使えなくなる可能性があることを留意してください。
Google Playを使う目的で購入するのであれば、正直にAndroidタブレットを購入しましょう。
5つのメリットとデメリット
- 価格が安くAmazon製なので安心
- Fire HD 8 plus 2022年モデルの価格は、32GBモデルが15980円、64GBモデルが17980円です。これは、同価格帯のタブレットと比較しても、コスパに優れた部類に入ります。 ブラックフライデーや新生活キャンペーンなどのセール中ではさらに安く購入できます。
- コスパ重視でタブレットを探している人には、特におすすめのモデルと言えるでしょう。
- Amazonのタブレットなので、品質が安定しており、万が一問題があっても保証対象であれば交換対応など行ってくれます。
- バッテリー持ちがそこそこよい
- Fire HD 8 plus 2022年モデルのバッテリー容量は、4950mAhと、同価格帯のタブレットと比較しても、問題ない部類に入ります。
- そのため、1回の充電で、そこそこ長時間の動画視聴やゲームプレイを楽しむことができます。
- フルHDディスプレイで動画やゲームが楽しめる
- Fire HD 8 plus 2022年モデルは、1280×800ドットのHD+ディスプレイを搭載しています。
- そのため、動画やゲームを高画質で楽しむことができます。
- スピーカーが2つ搭載されている
- Fire HD 8 plus 2022年モデルは、スピーカーが2つ搭載されています。
- そのため、動画や音楽を聴く際に、臨場感のあるサウンドを楽しむことができます。
- ただし、低音はそこまで出ませんが、中高音域が得意です。
- MicroSDカードでストレージ容量を拡張できる
- Fire HD 8 plus 2022年モデルは、MicroSDカードでストレージ容量を拡張することができます。
- そのため、動画やアプリをたくさんダウンロードしたい人には、便利な機能と言えるでしょう。
- ストレージ容量が少々少ない
- Fire HD 8 plus 2022年モデルのストレージ容量は、32GB/64GBの2種類から選択できます。
- しかし、32GBモデルでは、動画やアプリをたくさんダウンロードすると、容量が足りなくなる可能性があります。
- 64GBモデルを選択すれば、ある程度の余裕を持たせることができますが、それでも容量不足に感じる場合は、MicroSDカードの使用を検討する必要があります。
- カメラ性能がいまひとつ
- Fire HD 8 plus 2022年モデルの前面カメラは2メガピクセル、背面カメラは5メガピクセルです。
- そのため、写真や動画を撮影する際には、メモなどの記録用として割り切るのがいいでしょう。
- メモリが少々少ない
- Fire HD 8 plus 2022年モデルのメモリは3GBです。
- Fire HD 8タブレットよりもFire HD 8 Plusの方がメモリが1GB強化されておりますが、最近のスマホと比べると若干劣ります。
- プラスチックの筐体で安っぽい
- プラスチックの素材でできており、安っぽいです
- 擦り傷が若干付きやすいです
- アプリのラインナップが少ない
- Google Playは搭載されておらず、Amazon App Storeからアプリをダウンロードします。
- 主要なアプリは使え、使えなくてもブラウザから利用できるサービスであればよいですが、LINEやカカオトークは使えません。
- Google Playをサイドインストールして使う方法はありますが、動作の保証はなく自己責任で行う必要があります。
実機が届いた!
筆者はFire HD 10 Plusを持っていたのですが、画面が大きかったので、もっと持ち運びしやすいタブレットを購入したいと思いました。
2023/11/22、ブラックフライデー前夜のセールにより、9,980円に割引されていたため購入に至りました。

内容物
- タブレット本体
- ACアダプター 9W
- USB タイプC ケーブル
- 取り扱い説明書
箱を開けると、タブレット本体と付属品が入ってます。充電器としてつかうACアダプターとUSB TypeCケーブルも含まれております。
タブレットの包装はビニールから紙に変わり、環境にやさしくしているものと思われます。

外観
本体外側
グレーのプラスチックでできた筐体でできていました。
Fire HD 10 Plusよりも厚いしっかりとしたプラスチックでできている印象です。
(Fire HD 10 Plusのプラスチックは柔らかすぎて、背面が少し膨らんで基板が浮いて見えていたので、気になっていました、、。)
質感はFire HD 10 Plusのマットレスのような滑らかなプラスチックとは異なり、通常のFireタブレットで使われている普通のプラスチックの質感でした。

本体外側ズーム
Plus感を出すためか、表面にはピンストライプ模様のくぼみが刻まれています。
この外側カメラが5MPで通常モデルよりも画素数が向上しています。

本体内側
アマゾンの商品ページによれば、強化アルミノシリケートグラス製のスクリーンでできており、落下テストではApple iPad Mini (2021)の2倍の耐久性があるとされています。
実際のガラスを見ると、かなり反射しやすく、指紋が付きやすい印象です。指紋が付きにくく、反射しづらい保護シートを張るとよいかもしれません。内側カメラは2MPであり、隣に光度センサーがあります。写真用ではなく、完全に会議用やメモ用のカメラとなっています。

本体側面
本体の側面に多くのインターフェースが集中しています。
左から順に、イヤホンジャック、USBタイプC、マイク、音量ボタン、電源ボタンを確認できます。

また、microSDカードスロットがあり、最大 1 TB まで拡張できます。

スペックについて
CPU Infoというアプリを用いて、細かいスペックを確認しました。

項目 | 数値 |
---|---|
CPU | 6コア 2.0GHz |
SoC | MediaTek MT8169A |
GPU | Mali-G52 MC2 |
Vulkan Version | 1.1 |
GLES Version | 3.2 |
メモリ | 設計容量:3.00 GB 実際の利用可能容量:2.81 GB アイドル時のメモリ使用状況:1.38 GB / 2.81 GB |
ストレージ | 設計容量:32 GB 実際の利用可能容量:23.86 GB 初期設定直後の利用可能容量:18 GB |
画面サイズ | 800 x 1280 |
画面リフレッシュレート | 60.05 fps |
回転 | 0 (縦がデフォルトの向き) |
Android バージョン | 11 |
SDKバージョン | 30 |
電池容量 | 4850 mAh |
カメラ | 2 (表と裏) |
Bluetooth | あり |
GPS | なし |
NFC | なし |
WiFi | あり |
WiFi Direct | あり |
WiFi 5GHz対応 | あり |
WiFi P2P | あり |
USB OTG機能 | あり |
センサー | 加速度計、照度センサー |
性能についてですが、このタブレットは MediaTek の MT8169A というオクタコア(=6コア)のプロセッサーを搭載しています。
これは前モデルの Fire HD 8 よりも約 30% 高速に動作するとあり、実機で確認してもたしかに早くなっているように思います。
アプリの切り替えや起動が早くなっているように感じます。
また、Fireタブレットはメモリ不足になりやすい傾向がありますが、Fire HD 8 Plusではメモリは 3 GB なので、通常使用で引っかかるような動作は感じられませんでした。
ストレージは 32 GB または 64 GB があります。
ストレージは microSD カードで1TBまで拡張できるようです。
バッテリーは 12 時間持続するという長寿命です。
たしかに実機で確認すると、4850mAhあるとのことで、そこそこの容量であり、バッテリーの減りが特段早い印象はありませんでした。
また、ワイヤレス充電スタンドを使えば、タブレットを置くだけで簡単に充電できます。充電中もタブレットを使えるので、動画視聴やビデオ通話に便利です。ただし、置きっぱなしにすると、過充電により電池の劣化が進むので、使ってないときはワイヤレス充電スタンドから外したほうがいいと思います。
Fire OS 8にパワーアップして変わった点

最後に機能についてですが、このタブレットは Fire OS 8 を搭載しています。これは Android 11 ベースのオペレーティングシステムで、Amazon のサービスやアプリが豊富に利用できます。
Fire OS 7よりアップグレードしたと感じた点は以下の通りです。
- 画面ロック解除やスクショの音が変更された
- 通知バーのタイルをカスタマイズできるようになった
- ダークモードとライトモードを設定できるようになった
- スクリーンショットを撮るとそのまま画像編集できるようになった
- 画面録画ができるようになった(タブレット内の音声も録音可能)
- 設定がカラフルになり、見やすくなった
- BlueShadeオンでも見やすくなった?(以前は暗い部分にもBlueShadeがかかっていて、コントラストが薄くなり、見づらかった)
旧Fire HD 8を持っている方はスペックの改善や新機能の追加を感じることができ、買い替えても良いと思います。
Prime Video や Prime Music などのエンターテイメントサービスや、Kindle や Audible などの読書サービスなど、Alexa という音声アシスタントも使えます。
Alexa を呼び出せば、音声でタブレットを操作したり、天気やニュースなどの情報を聞いたりできます。
Fire HD 8と Fire HD 8 Plus の違い
Fire HD 8 Plus にあって、Fire HD 8にはない機能は次の通りです。
- 本体外側の筐体がドットストライプ模様のくぼみがある。
- 外側カメラの画素数が5MP(無印は2MP)
- ワイヤレス充電機能がついている
- メモリが3GBになっている(無印は2GB)
どちらがおすすめ?
Fire HD 8 Plus をオススメします。特にメモリが3GBになっている部分がメリットとして意外と大きいと考えております。
私はFire タブレットを5台ほど所有しており、Fire 7からFire HD 10まで持っていますが、今まで買ったFireタブレットは特にメモリ不足になりがちでした。
上位機種のFire HD 10でさえ、メモリが2GBだとアプリ起動が遅くなりやすく、引っかかりのある動作をしやすい印象があります。CPUは問題ないのに、メモリの影響で動作に引っかかりが出てしまうのです。
今時のスマホはandroidでさえ、メモリは4GB以上のものが主流ですので、価格が安いFireタブレットであっても3GBはあった方が良いと思います。
まとめ
Fire HD 8 plus 2022 年モデルのレビューをご紹介しました。このタブレットは高性能でコスパに優れ、多機能な製品なので、ぜひチェックしてみてください。